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                                   碧月 律(あつき りつ)






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リビドーの情動 40

<都築視点>

「おはようございます。お疲れ様です。昨夜は遅くに電話すみませんでした」
「いや、大丈夫だ」

 事務所に着くとすでに碓氷若頭と組長がいて、都築は組長室に挨拶に行った。

「常盤くんは友樹と同じ学校に行くって?」
「はい。もう少しで叔父の件はカタがつくと思いますからカタがついたら友樹さんと会わせてやりたいと思ってます」
「ああ。うちに常盤くんを連れてくる日に友樹にも会わせよう。で、大山組の話だが」

 組長が胸ポケットから煙草を取り出すと若頭が火をつける。
 若頭はあまり言葉を発せず、組長の方が話を進めてくれるが、それがいつもの事だ。
 まぁ、若頭が寡黙な人だから必然的に組長から話すしかないんだろうが。

「下の木根組だっけ? そいつらが独断で動いてるって?」
「みたいです。表には大山組を語ってますが大元の大山組は出張って来てないようです」
「まぁだろうな……。大山組長がそんな詐欺か犯罪のような真似はしないだろうから」
「ですよね。なので常盤を調べた時に先に大山組の名が出てきた時には怪訝に思いましたが」

 ふぅと組長が深く紫煙を吐き出す。

「俺からもう少ししたら大山組長に電話を入れる。多分激高するだろうがな。大山組長は下の事を放っておけないだろうから。しかし三次団体か……サツの手が大山組長まで話が行かないようにしたいが……」
「そこなんですよね……」

 今は力をなくしているといってもうちの組長が組を引き継いでからも何かと気にしてくれた方だ。

「まぁ……大山組の事だからうちが何をここで言っても仕方ないが……、弁護士は大山組の顧問か?」
「そのようですね。その弁護士も問題で、ギャンブル好きらしく借金があるようです」
「弁護士なのにギャンブルか? 借金で身動きできなくなって木根組の話に乗ったのか……」
「そんなところだと思います」
「遺書を偽造したのか自分たちに都合よく話をつけるために似せて作ったのかは知らないが弁護士にあるまじき行為だな」
「なりふり構っていられない所まできていたようです」

 組長が眉間に皺をよせ、若頭も愁眉を顰めた。

「それに巻き込まれた常盤くんが可哀相だが、都築と会えて幸運だったとも言えるな」
「だといいのですが。常盤は遠慮しまくりの恐縮しまくりですが」
「謙虚な子らしい」
「ええ。何もしないで保護されているのが嫌なのか皆の分までおさんどんしてくれてます。片方手が使えないのに」

 苦笑しながら報告すれば組長と若頭が目を見開いた。

「いい子だな」
「ええ。八幡会会長には常盤を嫁に貰うと宣言しました」

 ぶっと組長が吹き出し、若頭はさほど大きくない目を極限まで広げている。

「……常盤くんの心は?」

 組長が笑いたいのを抑えているのか、口元を歪めながら聞いてくる。

「今はまだ一六ですし待つと言ってあります。嫌われちゃないですがね。嫁言っても嫌そうでもないし」
「……それにしてもお前が男にいくとは想像もしなかったぞ? そんなにいい子なんだな」
「ええ。真っ直ぐな子ですね」

 常盤の事を思い浮かべれば自分で分かるくらいに締りない顔になっているはずだ。

「都築がそんな顔するほどか……可愛くて仕方ないって顔してるぞ?」

 組長が揶揄うように言って来て都築は自分の顔を撫でた。自覚はあるが指摘されるのはどうにも恥ずかしい。そんなにヤニ下がった顔をしているのか。

「うちのモンも皆可愛がってます。胃袋掴まれてるし」
「お前のとこは料理できる奴いないって言ってたしな。大沢を取っちまったからな」

 組長が苦笑を漏らす。

「常盤くんに会うのが楽しみだ」

 組長も常盤を気に入ってくださるはず。裏表のない常盤を嫌うような奴はいないはずだ。
 ……欲目かもしれないが。

「しかし本当に都築はいい顔をするようになった」

 ぼそりと若頭にそう言われて首を捻る。

「そうですか?」
「ああ。組長もそう思いますよね?」
「そうだな。穏やかな顔をしている。今まではどこか余裕がない所が見えたがそれがなくなった」

 そんなに変わった自覚はなかったが、確かに常盤の存在に癒されているという自覚はあるし、よく笑っているのも分かっている。
 そう言う所が変わった所なのだろうか? と頭を捻るが何がどう変わって見えるのか自分には分からなくて苦笑が漏れてしまう。

「大事にするように」
「はい」

 組長に反対される事もなくそう言われ、都築は素直に頭を軽く下げた。
 もちろん大事にするつもりだ。この手に堕ちてきたならば決して離す事などないと断言できる位に。



---お知らせ---
大変申し訳ありませんが、入院、手術の為にしばらく休載させて頂きます(>_<)
退院後の体調もどうなるかまだ分かりませんのでいつから復活します、とも言えなくて……申し訳ありません。
書き貯められたらまた連載したいと思います。
気長に待っていただけると嬉しいですm(__)m




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